電力・ガスの切り替えを行うプラットホーム「エネチェンジ」を提供するENECHANGE(4169)。
株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。
株価情報
まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。
ENECHANGEの株価について
株価:530円
PER:——
PBR:8.03倍
※2024/6/13のデータ
株価の推移
上場以降の週足株価チャートです。
2021年の後半に株価が約1,000円から4,000円以上に大きく上昇していますね。そのあとは大きく下落して、2022年ごろからは1,000円から1,500円あたりで推移していますね。1,000円以下は結構下落した位置ですね。
また、2021年3月と2021年12月に1株を2株に株式分割していますね。
業績について
事業内容・業績推移をチェックしていきます。
ENECHANGEの事業内容
電力・ガス切り替えの「エネチェンジ」をはじめとしたエネルギープラットフォーム事業、EV充電インフラサービスなどのEV充電事業、エネルギーデータ事業を行っています。
2020年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。
業績の推移
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
---|---|---|---|---|
2019/12 | 1,268 | -322 | -304 | -238 |
2020/12 | 1,713 | 53 | 6 | -16 |
2021/12 | 3,018 | 40 | -2 | -85 |
2022/12 | 3,734 | -1,121 | -1,156 | -1,315 |
2023/12 | 6,625 | -1,066 | -1,199 | -1,247 |
通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。
売り上げの推移は良さそうですね、2023年12月期も大きく増えていますね。売り上げが大きく増えた要因として、EV充電事業の売上計上が本格化したのがありますね。
利益は投資もあるため、赤字ですね。
キャッシュフロー推移
2022年12月期、2023年12月期の営業CFは大きくマイナスですね。2022年12月期は大きく投資を行っていますね。
財務指標
自己資本比率:34.6%
ROE:-43.1%
EPS:-40.91円
配当金:未定
自己資本比率は低めですね。ROEは大きくマイナスですね。配当金はこれまで出していないですね。
今後のポイント
2024年12月期の業績見通しを未定に変更し、不安感から大きく株価が下落しました。2023年12月期の営業損失は8億円程度増加する見込みとしており、一定の安心感は出ています。
EV充電事業は想定以上に伸びており、しっかり投資も行っています。エネルギープラットフォーム事業はストック型収益のため、ユーザー数が重要となります。現状では順調に増えています。
先行投資フェーズから黒字化フェーズに向かっており、どこまで利益が確保できるかがポイントとなりそうです。