HENNGE(4475)株価は安い位置で推移・割高感は強い

企業向けのSaaSを提供するHENNGE(4475)。

株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。

株価情報

まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。

HENNGEの株価について

株価:1,004円
PER:51.1倍
PBR:11.35倍

※2024/6/5のデータ

株価の推移

上場以降の週足株価チャートです。

上場後、2020年は上昇して5,000円を超えた株価ですが、その後は下落が強い推移ですね。上昇することもありますが、2022年以降は1,000円あたりで動いており苦戦している印象を受けますね。

また、2021年末に1株を2株に株式分割していますね。

業績について

事業内容・業績推移をチェックしていきます。

HENNGEの事業内容

クラウドセキュリティ事業を手掛け、クラウドコンピューティングでの企業向けのID管理サービス「HENNGE One」などを提供しています。

2019年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。

業績の推移

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2020/94,153539535355
2021/94,845380383224
2022/95,646462452321
2023/96,776708713509
2024/9 予定8,316945945633

通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。

売上高は順調に増えていますね。利益もしっかり黒字で上昇していますね。業績を見ると好調な感じですが、株価が厳しめなのは割高感からでしょうか。

キャッシュフロー推移

営業CFは2019年9月期に減りましたが、プラスで推移しており良さそうな感じですね。2023年9月期も増えていますね。投資CFは2023年9月が少し多めという感じでしょうか。

財務指標

自己資本比率:38%
ROE:22.7%
EPS:19.62円(予想)
配当金:0円(予想)

ROEは高い水準ですね。自己資本比率も悪くはなさそうですね。配当はこれまで出したことはないですね。

今後のポイント

「HENNGE One事業」が90%以上を占める中心事業です。

「HENNGE One」はクラウドサービスの安全性と利便性を高めるものです。サービス料が定額課金するサブスクリプション型で解約率も低く、安定収入となっています。

各企業のクラウド導入率は今後成長すると考えられ、大きなマーケットとなる可能性があります。しかし、IT関係は変化・進歩も早く、クラウドに変わる新たなサービスが展開される可能性や市場が衰退する可能性がゼロとも言えないです。

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