日本電解(5759)株価は下落が強い推移で厳しめ

車載電池用と回路基板用の電解銅箔の製造・販売を行う日本電解(5759)。

株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。

株価情報

まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。

日本電解の株価について

株価:916円
PER:———
PBR:1.37倍

※2024/7/26のデータ

株価の推移

上場以降の週足株価チャートです。

株価は上場後は上昇していましたが、2023年1月が最高値で、そこから見ると大きく下落している印象を受けますね。2023年以降で見ても厳しそうな感じですね。

業績について

事業内容・業績推移をチェックしていきます。

日本電解の事業内容

リチウムイオン二次電池用の「車載電池用銅箔」、半導体パッケージ基板など用の「回路基板用銅箔」の2つの事業を行っています。

2021年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。

業績の推移

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2021/314,584527440193
2022/320,5581,004976848
2023/317,047-1,611-1,840-1,933
2024/316,650-1,034-1,288-874
2025/3 予定19,7000-800-800
※単位は全て百万円

通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。

売上・利益は2022年3月期が一番良いですね。2023年3月期以降は赤字が続いていますね。売上も苦戦しているように見えますね。

キャッシュフロー推移

営業CFはプラスを維持していますね。2023年3月期は投資CFが大きいですね。

財務指標

自己資本比率:28.1%
ROE:-12.3%
EPS:-88.4円(予定)
配当金:0円(予定)

赤字なのでROEもマイナスですね、結構大きめのマイナスですね。配当金はこれまで出していないですね。

今後のポイント

車載電池用銅箔は電気自動車、ハイブリッド車に欠かせないもので、回路基板用銅箔はスマートフォン、通信基地局などに欠かせないものです。需要は見込めますが、他社との技術・価格での競争が想定されますね。

大きな投資を行っており、どこまで投資の効果が出るのかがポイントとなりそうですね。

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