ステムリム(4599)株価は下落して安い位置で推移

再生誘導医薬を開発しているステムリム(4599)。

株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。

株価情報

まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。

ステムリムの株価について

株価:419円
PER:——
PBR:3.01倍

※2024/6/7のデータ

株価の推移

上場以降の週足株価チャートです。

最安値が300円くらい、最高値が1,500円くらいですね。たまに大きく上昇、大きく下落していますね。ここ最近だと下落しており、株価が安い位置ですね。

業績について

事業内容・業績推移をチェックしていきます。

ステムリムの事業内容

「再生誘導医薬」の開発を目指すバイオ企業です。再生誘導医薬とは組織修復能力を最大限に引き出すことで、組織・臓器の再生を誘導する医薬品です。

2019年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。

業績の推移

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2019/7100-726-722-721
2020/72,100415361347
2021/71,400-593-583-582
2022/722-1,980-1,972-1,948
2023/72,350142145168

通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。

売上高、利益はかなり変動が大きいですね。2022年7月期はかなり減少して大きく赤字になりましたが、2023年7月期は黒字回復していますね。

事業収益は、開発進捗に伴うマイルストーン収入が大半を占めているので、今後も大きく変動するのが想定されそうですね。

キャッシュフロー推移

営業CFはマイナスの時もありますね。現金・現金等価物が結構積みあがっている印象を受けるので資金を確保していますね。

財務指標

自己資本比率:85.2%
ROE:1.9%
EPS:2.8円
配当金:0円(予想)

自己資本比率は高いですね。ROEは低く、配当金はこれまで出したことはないですね。

今後のポイント

収入は提携先の開発戦略、開発スケジュールが大きく影響するので、各年度の収益は大きく変動する可能性が高いと考えられますね。

塩野義製薬(4507)へ導出済みの再生誘導医薬開発品「レダセムチド」の研究開発が進んでおり、更に次世代の再生誘導医薬の導出活動も行っています。

しかし、医薬品は開発期間が長期に渡ります。大きく伸ばす可能性がある反面、ハードルがいくつもあるのが医療分野とも言えそうです。

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