スマートフォン・タブレット向けのクラウドサービスを開発・提供しているトヨクモ(4058)。
株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。
株価情報
まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。
トヨクモの株価について
株価:1,727円
PER:27.3倍
PBR:8.16倍
※2024/6/14のデータ
株価の推移
上場以降の週足株価チャートです。
上場後は5,000円を超えた株価ですが、下落していますね。2021年は2,000円付近でしたが、2022年以降は2,000円以下で推移していますね。
2023年以降の週足株価チャートです。
急上昇するときもあるのでしっかりチェックしたいですね。
業績について
事業内容・業績推移をチェックしていきます。
トヨクモの事業内容
主に安否確認サービス、サイボウズ社のkintoneに連携するサービスをクラウドで提供しています。
2020年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。
業績の推移
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
---|---|---|---|---|
2020/12 | 1,095 | 246 | 234 | 150 |
2021/12 | 1,576 | 418 | 421 | 286 |
2022/12 | 1,937 | 639 | 638 | 427 |
2023/12 | 2,434 | 875 | 875 | 631 |
2024/12 予定 | 3,000 | 1,000 | 1,000 | 690 |
通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。
売上・利益ともに順調に増加していますね。しっかり黒字を確保していますね。定額のサブスクリプション型でサービスを提供しているストックビジネスなので、ユーザー数が大きく減らない限り、売り上げが確保できる形ですね。
キャッシュフロー推移
営業CFは順調ですね。現金・現金等価物もしっかり確保しており、投資も行っている印象をうけますね。
財務指標
自己資本比率:67%
ROE:32.6%
EPS:63.48円(予想)
配当金:14円(予想)
自己資本比率は高め、ROEも高くて非常に効率的に事業を行っていますね。配当もしっかり行っていますね。
今後のポイント
サイボウズから分社化して誕生した企業で、「安否確認サービス」と「kintone連携サービス」が主な事業です。ほとんどがストック売上なので、安定しており売上予測がしやすいとも言えます。
「安否確認サービス」は企業向けで市場規模が大きいです。シェアを伸ばしていますが、競合他社・新規参入などの競争が激化する可能性も想定されます。
「kintone連携サービス」はサイボウズのkintoneに依存しています。キントーン自体の契約数はまだまだ伸びていますが、キントーンありきのサービスというのはチェックしておきたいポイントですね。