クリングルファーマ(4884)株価は上昇・下落を繰り返す動き

HGFタンパク質を用いた、難治性の疾患治療薬を開発するクリングルファーマ(4884)。

株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。

株価情報

まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。

クリングルファーマの株価について

株価:1,240円
PER:——
PBR:3.65倍

※2024/6/27のデータ

株価の推移

上場以降の週足株価チャートです。

上場後すぐを除いた場合、株価は高い時で約1,400円、安い時で約400円ですね。大きくはないですが、上昇・下落を繰り返して動いている印象を受けますね。

業績について

事業内容・業績推移をチェックしていきます。

クリングルファーマの事業内容

組織・臓器を 「保護」、「再生」、「修復」する機能で、体の中に存在するタンパク質のHGF(肝細胞増殖因子)を用いた治療薬の開発を行っています。

2020年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証スタンダード市場へ移行しています。

業績の推移

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2020/9467-171-116-117
2021/9289-357-299-301
2022/9391-426-330-331
2023/969-888-852-854
2024/9 予定272-1,133-1,107-1,109
※単位は全て百万円

通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。

売上は2023年9月期に大きく減少していますね。利益も赤字が続いており厳しそうな感じがありますね。

キャッシュフロー推移

2021年9月期、2023年9月期の営業CFは大きくマイナスですね。

財務指標

自己資本比率:76.6%
ROE:-35.6%
EPS:-200.86円(予定)
配当金:0円(予定)

2024年9月期も赤字予想で厳しそうな感じもありますね。

今後のポイント

自社開発品の製品化までは原薬販売やライセンス収入が主な収益となりますね。今後は、脊髄損傷急性期の国内承認から海外展開。声帯瘢痕から他の線維化疾患への適応拡大を推進していくとしています。

医薬品は製品化までの道のりが険しいですが、承認・販売となれば大きな成長をもたらす可能性も考えられそうですね。

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