ファンペップ(4881)株価は下落推移して安い位置

機能性ペプチドを用いた医薬品などの研究開発事業を行うバイオベンチャーのファンペップ(4881)。

株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。

株価情報

まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。

ファンペップの株価について

株価:176円
PER:——
PBR:1.94倍

※2024/6/10のデータ

株価の推移

上場以降の週足株価チャートです。

上場後株価は下落推移していますね。瞬間的に大きく上昇している時もありますが、200円以下は低い位置ですね。とはいえ、下落推移しているので、更に安くなる可能性も考えられそうですね。

業績について

事業内容・業績推移をチェックしていきます。

ファンペップの事業内容

体内で抗体の産生を誘導する、抗体誘導ペプチドを用いた医薬品などの研究開発事業を行うバイオベンチャーです。

2019年に東証マザーズに上場、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。

業績の推移

決算期売上高営業利益経常利益当期利益
2019/12301-285-232-235
2020/122-564-505-507
2021/12126-745-679-682
2022/121-1,169-1,175-1,172
2023/120-994-940-933

通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。

売上・利益ともに大きく減少していますね。利益は赤字が続いており黒字になったことはないですね。

収益は、契約一時金や研究開発進捗に伴うマイルストーンが大半を占めているので、今後も大きく変動するのが想定されそうですね。

キャッシュフロー推移

営業CFはマイナスが続いていますね。資金調達をして現金・現金等価物を確保していますね。

財務指標

自己資本比率:92.4%
ROE:-37.4%
EPS:-39.63円
配当金:0円(予想)

自己資本比率はかなり高いですね。ROEはマイナスが大きいですね。

今後のポイント

ペプチドを用いた医薬品を開発しています。医療分野だけでなく、抗菌および消毒剤分野、美容分野への市場の広がりを考えて事業展開をしています。

塩野義製薬(4507)等と提携しています。開発段階では契約一時金やマイルストーンで収入を確保し、上市後は販売額に応じた収入を得るモデルです。

そのため、上市して安定するまでの業績は不安定に推移する可能性が高いと考えられます。また、特定の開発品・特定の提携先に依存しているのもリスクポイントと考えられそうです。

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