成長銘柄を分析。
電子チケット・eギフト発券・流通を一貫展開しているギフティ(4449)の株価指数、業績推移、財務状況をチェックしていきます。
株価情報
まずは株価の指標・推移をチェックしていきます。
ギフティの株価について
株価:1,092円
PER:———
PBR:3.7倍
※2024/11/15のデータ
株価の推移
上場以降の週足株価チャートです。
2020年、2021年は上昇が強くて5,000円近くまで上昇していますね。その後は下落が強い時が多く、1,000円あたりは安い位置ですね。ただし、急上昇する時がたまに出ていますね。
業績について
事業内容・業績推移をチェックしていきます。
ギフティの事業内容
「eギフトプラットフォーム事業」を展開しています。eギフトとは、飲食・小売店などで商品やサービスと交換することができる電子チケットで、スマートフォン等のオンライン上で送付・使用することができるものです。
2019年に東証マザーズに上場、2020年に東証1部に市場変更、2022年に市場区分の見直しに伴い、東証グロース市場へ移行しています。
業績の推移
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
---|---|---|---|---|
2020/12 | 3,082 | 1,106 | 1,103 | 752 |
2021/12 | 3,725 | 308 | 248 | 150 |
2022/12 | 4,723 | 362 | 352 | 10 |
2023/12 | 7,226 | 1,267 | 1,239 | 129 |
2024/12 予定 | 9,109 | 1,702 | 1,618 | – |
通期の売上高と経常利益をグラフにしたものです。
売上は順調に増えていますね。利益もしっかり黒字を確保していますね。2021年12月期、2022年12月期の利益は減少していますが、2023年12月期にしっかり回復していますね。
キャッシュフロー推移
2021年12月期は投資CFが大きいですね。また、2023年12月期の営業CFは大きくマイナスですね。投資をしっかり行っている印象を受けますが、営業CFの推移が気になる感じですね。
財務指標
自己資本比率:30.2%
ROE:1.6%
EPS:4.43円
配当金:10円(予想)
ROEは低いですね。配当は初めて実施する予定ですね。
今後のポイント
「eギフトプラットフォーム事業」の中心は法人向けの「giftee for Business」サービスです。
他には、個人向けのWebでeギフトを購入することができる「giftee」サービス、eギフトの生成システムを提供する「eGift System」サービス、地域通貨等の電子化のソリューションを提供する「地域通貨」サービスを展開していますが、売り上げに占める割合は低めです。
利用企業数が増えており、需要が拡大しているのに加え、ASEANへの展開するとしています。M&Aも進めており、更に伸ばす可能性がありますが、想定より伸びないリスクなどがポイントとなりそうですね。